高速8分着付け・時短で着物着るために大事なのは逆算

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高速8分着付け・時短で着物着るために大事なのは逆算

イベントレポート
2022.09.29

高速8分着付け・時短で着物着るために大事なのは逆算

時短着付けは、前日からの準備が大事！それはきものキャリアの生徒様にも何度もお伝えしています。当日朝起きてから着物の準備をするとなると、それだけで時間がかかります。時間がかかると焦ります。着付けをしながら、「紐が足りない！」「帯の柄こんなだったっけ？」「衿芯入れ忘れてた！」など、経験ありませんか？きもの着付けに焦りは禁物！焦ると、着姿に影響します。だから、オススメは前日寝る前までに着付けの準備しておくこと。帯を一番下に、その上に、着る順番とは逆から（帯締めから）お道具類を準備しておくと安心です。また準備で失敗しがちなポイントは、着物や長襦袢をハンガーにかけたまま着付けを始めてしまうこと。一旦着付が始まったら、高いところにあるものを取ろうとする（脇を上げてものを取ること）は難しくなります。前日までに、着物・長襦袢以外の物は重ねて準備していたとして、当日着付けの前にはハンガーから着物・長襦袢を外し、広衿の場合はスナップボタンを留める、長襦袢には衿芯を入れるなど、忘れずに行ってください。身に付ける全ての物が目の前に準備されてる状態から、着付けを始めるように心がけると、着る順番もイメージしやすく、時短に繋がります。

まず、脇のみやつ口から、着物の後ろ身頃を掴む。左右均等な力で、背中に布が引っ付いたと感じられるまで、しっかり引く。それだけで見違える背中になります。この時、着物でなく、誤って長襦袢の後ろ身頃を引っ張る、左右の引く力の強さが違って背中心を歪めてしまう、引く力が弱すぎてしわが取れていない、ということにならないよう、注意してくださいね。

インスタライブでは過去に何度かご紹介している、帯を前で締める方法。毎度視聴者さんから、目から鱗と言って頂いています。ではなぜそれが時短に繋がるかというと、見えるところで締めるから。見えるから、どこを持てば締まるのか分かるから、締めやすい、また締め加減を迷う必要がない、ということが時短に繋がります。「今日は帯がなぜか締まらない」「締め加減が不安で緩くなる（苦しくなる）」というご経験のある方は多く、帯で悩んでいる間に着物が着崩れていきます。帯を前で締める方法に関しても、先日のインスタライブ内で解説しているので、ご視聴ください。

西田祐衣│着付け教室きものキャリア／着物スタイリスト(@kimonocareer) • Instagram写真と動画

手先の長さ、お太鼓が出来上がってから後で、足りない、長すぎる、となっていませんか？その場合は最初からやり直し、、私もかつてはそうでした。今日の着付けはうまくいくかいかないか、いつも運試ししているようでした。そこできものキャリアでお教えしているのは、逆算の着付け。事前に手先の長さを測っておく方法で、仕上げはいつも完璧、を目指しています。ここで言葉だけでは解説しきれませんが、予め前に持ってきておいた手先を、ここに置いておけば上手くいくというポイントを見つけるのです。多くの場合は上前の衿のところが、そのポイントです。