帯揚げの結び方 【ポイントは1つだけ】

「帯揚げを上手に結びたい」
「帯揚げの結び方がわからない」

この記事は、そのような方向けに書いております。

こんにちは、きものキャリア代表兼スタイリストYui(https://www.instagram.com/kimonocareer/)です。
大阪市福島区で着付け教室を開業し、100名以上の生徒様に着付けの技術、楽しさなどを日々伝えております。

今回は、生徒様よりよくご質問いただく、帯揚げの結び方。 綺麗に簡単に帯揚げを結ぶ方法を伝授します。 ポイントはたったの1つだけです。

まず、結論からいうと、帯揚げをキレイに結ぶためのポイントは、

帯揚げをキレイに結ぶポイント
●真ん中で止めずに左へ「行き過ぎる」こと

以下の記事で詳しい手順を書いていきます。
流れを知りたい方は最後に動画URLも記載していますので、ご参考にしてください。

着物は着れるのだけど、帯揚げが苦手という方は多いです。
着付けの後半の帯揚げが綺麗に決まらないと、残念な気持ちになり着姿に自信が持てませんよね。

今回の記事では、苦手から一転、帯揚げが得意になる秘訣を教えますので、一緒にやってみましょう。

2.帯揚げの結び方 手順

まず、帯揚げは片方を全体の8等分の幅にたたみ、クリップで帯揚げ線に留めておきます。
もう一方の帯揚げも8等分に折ります。

(ポイント!)
通常4等分と言われますが、8等分まで細くする方が、結び目が綺麗になりやすいです。
両手が常に稼働できる状態にするため、クリップを手の代わりに使います。

手順1の画像

衿と同じ方向にクロスし、上になった方で結びます。

(ポイント!)
結び終わるまでクリップは外さない方が、キレイに保つことができます。

手順2

帯より上で、真横に締めます

(ポイント!)
クリップを外し、しっかり締めます。

手順3

ここが最重要ポイント!!

結び目がてきたら、上の方に着ている帯揚げを、
右→真ん中→左
へずらしていきます。
真ん中で止めずに、左へ「行き過ぎる」こと。

(写真では上の帯揚げは左に来ていますがが、自分でした場合は右になります)→

手順4

真ん中(ここで止めずに)→

手順5

左へ、「行き過ぎる」

手順6

その後、体の真ん中に帯揚げを戻すと、結び目の上線が美しくなります。

手順7

後は上に来ている帯揚げで輪を作り、下の帯揚げを通して結ぶだけ。

帯揚げの結び方

誰でも、いつでも、簡単に美しい結び目が完成します。

手順8

後は、結び目の続きを、帯の上線に収納して終わり。

手順9

きものキャリアの公式Instagramに、帯揚げの結ぶ方のショート動画をアップしていますので、
参考にしてみてください。⇒(きものキャリア公式Instagram

綺麗な帯結びの完成

ハロウィンイベントコーデの日でした。

その他のスタイリング、コーディネートのコツなどもInstagramへ。

ハロウィンイベントのコーディネート

3.まとめ

それでは、今回のポイントを以下にまとめておきます。

ご不明点があれば、お問合せフォームからご連絡ください。講師からお答えさせていただきます。

今回のポイント

●帯揚げは細く折る

●クリップを使いながら締める

●結び目を、「行き過ぎるだけ」